何でもあって何にもない

気づいたらアラサーに成っていた。日々あまりにパッとしなさすぎるので、折角だから色々記録してみる事に。

母と私と、居なくなった父

父が居なくなり、居ない生活がだいぶ普通になってきた。

 

母と二人でもろもろやりとりするのが普通になり、母の帰京の準備も着々とすすんでいる。

すっかり生活を取り戻した母を見ると、辛い出来事ではあるが人間やはりなんとか立ち直って、生活を取り戻すもんだな…と感慨深くなる。

 

父が居なくなった事で、何か変わってしまったといえば私の方だ。母を極端に心配するようになった。定期連絡の電話に出なければ何かあったのかもと取り乱し、束縛の激しい恋人かのように電話の着信を残しまくるようになった。

母からは鬱陶しそうなテンションの折り返し連絡がくる。

父が居なくなり、母の事を唯一の親族として認定してしまっている私は完全に母に過干渉になってしまった。

 

元々父方が三代続いた一人っ子家系のためほぼ親族がおらず、母方の親族も私とはかなり年齢が離れていたり、未婚の人間が多かったりで、かなり昔から、自分はうっかりするとかなり早い段階で天涯孤独の身になると恐怖していた。

どのくらい、天涯孤独をびびっていたかというと小学生の頃に、一人で留守番してる際に両親になにかあったら…と想像して大泣きして、帰宅してきた母をドン引きさせた事があるほどだ。

そんな私なので、今回父がいなくなり天涯孤独に大手がかかったという感じになり、突然、残された母に対して全力で過干渉になってしまったようだ。

そして完全に母にはウザがられてる。

遅かれ早かれ、天涯孤独にはなるのだからジタバタする事なく受け入れればいいのかもしれないが、それが出来ず日々もんどり打ってるのが現状である。

こんなことを言っていると自分で家族を持てば解決ではないか?という話も聞こえてはくるのだが、そちらの可能性が現状ほぼ皆無なので、やはり一人で生きていく事を覚悟するしかないのである。

 

あまりわかりやすい甘え方もせず、すぐに家を出たいといい進学と同時に家をでて、今となっては同居してた期間より、別居している期間の方がながくなった、可愛げのない娘がいまになって急に同居したいと言い出したり、定期連絡が無ければ不安がったり、だいぶ気持ち悪い変化だろうが、覚悟ができるまで母には遅れてきた甘える期だと思って我慢してほしい。