何でもあって何にもない

気づいたらアラサーに成っていた。日々あまりにパッとしなさすぎるので、折角だから色々記録してみる事に。

私の周りの人~その1~

日頃私自身は取り立てて面白い人間では無いけれど、幸い私の周りには日々を彩ってくれる人達がいる。

 

何の因果かこの人たちが面白い。

大体漏れなく面白い。ありがたい。

おかげで私は日々概ねヘラヘラ笑って過ごせている。つらい事などが起こっても忘れたりできているのも彼らのおかげであると思う。

今後思い返して私が、ヘラヘラ生きていく為にそんな人たちの事を記録したいなと思った。私の周りの人シリーズの目的はそんな感じです。

私の周りの人その1「基本系クズ男子の T山くん」

いきなりクズとか書いてしまったが、本当に彼を人に説明する時に一番わかりやすいので採用した。

彼は私が学生時代バイトしていた本屋の同僚だ。

とりあえず初対面の段階で彼は大学4年生私は大学2年生、そして私が大学を卒業した2年後彼も無事に大学を卒業した。

何回卒業逃したら気が済むんだよ!と方々から言われていた。

このエピソードからも判るようにダメなやつであった。でも、とにかく彼は人から好かれるという、なかなか得難い美徳の持ち主であった。

世の中うまくできているというか、本人のマイナスを補う周囲の愛で結果プラマイゼロ何ならちょっとプラスくらいになっていたので本当にすごい。

さらに、こいつの場合顔が整っていた。持っていたら割と人生イージーモードと言われるスペックを持っていた。色恋沙汰における誠実さというパーツを装備していたら文句の付けどころは無かったはずだ。

 

でも、T山にはこのパーツがついてなかった。

 

一応フォローすると、わざわざ「色恋沙汰における」と付けたのは、基本的に良い奴なのだ。友情を育む分には全く問題ない。ただ、T山は自分の快楽と感情に素直すぎるので恋愛を軸とした関係を築くのは本当にしんどいらしく、挫折した女子を何人か見た。それまで、そんなに奔放な人に会った事が無かったので、学生の私は「この人いつか路上で刺されるんじゃないか?」と思ったことも有ったが、そんなことは無かった。

 

ただあまりに奔放な彼に対しそもそも呆れ気味だったこともあり、大学卒業後は疎遠になっていった。

社会人2年目、知らない番号から携帯に電話かかかってきた。電話に出たものの誰だかわからず「どちらさまですか?」などと言っていたら当時まだ学生のT山だった。

何を思ったのか私の事を思い出し電話してきたらしい。

実はT山と会ってすぐに、誕生日プレゼントを貰ったことがあった、結局プレゼントをくれたのはその一回だけだったのだが、全然私の事を知らないT山が、「君が好きそうだと思ったから」と言ってDVDをくれた。

それを見ながら私の家で飲むことになった。彼のくれたDVDを私は確かに気に入り続編も買っていた。

当時彼もいろいろな不安や悩みがあったのかもしれない、夕方の待ち合わせの段階でかなり酔っぱらっていた。アル中なんじゃないか?と思うくらいだったのを覚えている。

私の家でもT山は引き続き酒を飲みまくりながらDVDを観た。

笑いながら酔いつぶれたT山を見ながら私も明け方までお酒を飲んだ。寝てるヤツの顔は確かに整っていて、犬みたいでカワイイなと思った。

そしてT山を好きにならなくて良かったなと思った、色恋沙汰が絡んでいたらこんな風にふたりで飲んだりできなかったのだから。

 

 

私がT山に恋愛感情を抱かなかった理由

それは彼がくれたDVDにある。

 

まだ知り合って間もない、女子大生だった私に「君が好きだと思って」と言い添えて彼がくれたDVDが、こちらです。

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最悪や!!

本当ね、私の事よく判ったなというか、核心ついてくるなというか、

下品なコールでゲラゲラ笑いながら飲んだお酒おいしかったね。

あれからまた疎遠になっちゃったけど、DVD今も大切に持ってるよ!!

また君のクズエピソードをつまみに飲みたいゾ!!