何でもあって何にもない

気づいたらアラサーに成っていた。日々あまりにパッとしなさすぎるので、折角だから色々記録してみる事に。

冷静と情熱の間……が無い!!

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ご存知ですか?「冷静と情熱のあいだ」あのほら、辻仁成江國香織のさ、なんか竹野内が出てたやつ。なんかヨーロッパが舞台でしたよね。このタイトルすごくないですか??

冷静と情熱のあいだ」なんか解るような解らないようなニュアンスがただよってますよね。なんか雰囲気ある!なんだか文学的!!

でも…でもさ、これよくよく考えてみると「冷静」と「情熱」の間なんですよね??

あれ?それって、『まぁまぁ、普通』ってことじゃない?

なんだったらちょっとぼんやりしてんじゃない?くらいの程よく気がぬけた感じのこと?

仮にそうであるとしましょう!そして、わたしには今この「冷静と情熱のあいだ」が無いんだ‼︎

前日のラブラブな人が憎いというエントリーを見ても解るように、脳の出力をコントロール出来なくなってしまった人間は「冷静」と「情熱(というか謎のハイテンション)」しか無いのです。

出力がくるっていからなのか、とにかく思考の振れ幅がヤバい…こりゃ早めにきた更年期障害か!?と心配になるほどです。

あ、もちろんそうは言っても外からぱっと見で振れ幅丸出しな訳ではないです。そこは至って平常心を装い、日々「冷静と情熱のあいだ」に漂う人を演出してるわけです。一方脳内では、平常心を演じる事も含めて七転八倒しているわけです。一人で…孤独な戦い…。

数年前だったらちょっと嬉しいなって程度だった出来事が今は嬉しすぎてテンションおかしくなったりするし、逆に大したこと無いじゃん、っていうちょっと悲しい事は世界の終わりの様に感じる様になってしまったのです…。

そして、突然冷静になり些細な事で七転八倒し、ありとあらゆる事を大袈裟に受け止める自分に恥ずかしくなったり、ドン引きしたりするのです。

いつからこんな事になったのか、おそらく1〜2年くらいの歳月をかけて徐々になっていったのです。そして生誕30周年を迎えた頃に私はすっかり「冷静と情熱のあいだ」がない人間になっていました。

あるのは無駄に激しい感情と、突如押し寄せる冷静さ。

物心ついてからこんなにも自分の感情に振り回されることはあったでしょうか?恐ろしいまでのアウトオブコントロール!!生まれてこの方いろんな感情をそこそこ制御して来たのが嘘のようです。いつか感情のコントローラーは私の手に帰ってくるのでしょうか…。

コントロールを失った私は、以前だったら考えられない軽率さで、暴走する情熱で色々な物を好きになって行きました。

相当な出不精だったにもかかわらず、わりと外に出るようになりました。そのおかげか交友関係も広がりました。もしコントロールできてるままだったら、こんな嬉しい副産物も得る事はなかったのかもしれません。

いくつになっても、何か好きな人や物が増えるのは楽しいし、嬉しいものです。もしかしたら、コントロールされたままでは、新しい発見や出会いがなく行き詰まってしまうかもしれないという理由により与えられたアウトオブコントロール期間なのかもしれません。

そう思えばこの期間を体力が無いポンコツなりにも、コントロールしようとせず、流されるのも悪い気がしなくなってきました。こうやって少し無理やりな理屈でも自分をねじ伏せて、肯定してかないと、肯定してあげないと…


そうしないと…そうでもしないと…

5年ぶりくらいに再会した先輩の前でちょー泥酔して、記憶ない中で何があったかも聞くのも怖い程やらかした人間が謝罪のメールを打つ勇気なんかでないんだよ!!

よし、謝ろう…電話怖いからメールで…そして先輩も記憶が無いことを祈ろう…